特集1

並木敏成プロが明かす

SV LIGHT LTD TN

開発秘話

 

 並木敏成プロが開発に深く関与したリール、SV LIGHT LTD TNはこの3月に発売が開始されて以来、各方面で大きな話題を集めているようです。Airコンセプトだけが持つ類まれなキャストフィールと、幅広い釣りに対応できるSVコンセプトを融合させたリールだけに、実戦に投入された今こそその真価が発揮され、アングラーに実力が理解されているのも当然でしょう。

 そこで今回は、並木プロにあらためてこのリールが生み出されたインサイドストーリーを伺ってみました。

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●キャストフィールvs糸巻き量、強度の矛盾に挑戦

そもそも並木プロがこのリールを開発しようと思い立ったのは
「Airコンセプトのリールが持つキャスタビリティーとSVリールが持つ巻き糸量とタフさが融合されたリールがあれば」
という発想を持ったからだといいます。
並木プロは以前、試しにSS Airに16lbのフロロを巻いてノーマルサイズのテキサスリグを投げてみたそうです。すると信じられない超低弾道で気持ちよく飛んでいき、素晴らしいキャストフィールを味わったとのこと。
「それは経験したことのない異次元のピッチング感覚でした。そこから開発が始まったのです。つまりキャストフィールはAirコンセプト、さらに自分がやりたい釣りを幅広く行える巻き糸量と強さを持ったリールを作ろうと思い立ったのです」
 
眼前に立ちはだかった問題は糸巻き量でした。Air系のリールで16lbの糸を巻けば、軽いサイドキャストでも足りません。カバー撃ちではピッチング専用でもギリギリです。
そこで並木プロはAirコンセプト+深溝スプールを搭載した数多くのプロトを試してみたのです。すると「キャストフィールは確かに落ちるが、思っていたほどではない」ことを発見しました。
 
そこからキャスタビリティーと糸巻き量という矛盾を解決するベストなバランスを追い求める作業が始まりました。
スプールの溝の深さによる巻き糸量を何種類も試す作業に心血を注いだのです。当然、実際のフィールドにおけるテストも繰り返しました。
そうなるとスプールの強度という問題にも直面します。十分な糸巻き量を持つSV系リールのスプール強度はAir系の倍ほどもあります。 Air系リールに糸巻き量を増やそうとすると、スプール強度を上げなければならず、そうするとスプールはどうしても肉厚になってしまいます。当然、キャストフィールと矛盾してきます。
そこからスプール強度を維持しつつ、「Air系リールのキャストフィールを」という並木プロの要求を叶えるための限界強度の追求が始まったのです。
さらに、ベアリングの研究も同時に行いました。Air系のリールに搭載されたベアリングでは強度的に不安があつたのです。そこで、大型ベアリングを搭載させたプロトで糸巻き量とキャスタビリティーの関係性をメーター単位で計算して、最適のセッティングまで追い込みました。
その結果、SV系リール並みのスプール強度を持ち、しっかりしたベアリングを搭載しつつ、Airに近いキャストフィールを持つリールに辿り着いたのです。十分な巻き糸量を確保したのはいうまでもありません。

 

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並木プロはSV LIGHT LTD TNが開発された深い話を披露してくれました

 

●AirとSVの中間? それは違う

 こうした過程を経てSV LIGHT LTD TNが完成したわけですが、並木プロが力説するのは、このリールは決してAirとSVの中間に位置するものではないということ。つまり双方の「いいとこどり」ではないのです。

 基本はAirコンセプトが誇る絶妙なキャストフィール。

「そこは絶対に譲れません。その上で幅広い釣りを可能にさせてくれる糸巻き量とタフさを実現させたのです」

 と並木プロは語ります。

 ちなみにSV LIGHT LTD TNの糸巻き量は

 8lb          80m

  10lb         65m

  12lb         50m

  14lb         45m

  16lb         40m

  20lb         30m

 というもの、

 Air系のリールの巻き糸量が8lb 50mですから1.6倍の巻き糸量を実現したわけです。

 これなら6lbから12lbを使うベイトフィネスや中小型のプラグにおいての巻き糸量も確保できますし、太糸を使う撃ちモノ系の巻き糸量も十分です。しかもキャストフィールはAir並み! ここに並木プロがこだわった最大の要素があるのです。

 並木プロはこのSV LIGHT LTD TNを使ったタックルシステムまで解説してくれました。

 「王道はマシンガンキャスト・タイプ0.5(661MLFB)との組み合わせ。これで巻きの釣りからベイトフィネス系、ノーシンカー、ワッキー、ネコ、そして中小型のワイヤーベイトまでこなせます。

 ヘビーカバーへの撃ちモノにはハリヤー(7011H/MHFB-SV)。軽いサイドキャストからロングピッチまでに必要十分な30mから40m巻き糸量を確保できます。

 そして究極の万能ロッド、マシンガンキャスト・タイプ1.5(661MFB)とシステムさせればPEラインを使った中小型のフロッグゲームまで守備範囲に収められます」

 こうして並木プロが監修したSV LIGHT LTD TNは快適なキャストフィールを持ちながら、巻きから撃ちまで、レギュラーサイズまでのルアーはすべて高度にこなしてくれるリールといえ、日本の最新のバスフィッシングのニーズに完璧にミートしてくれるといえましょう。

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並木プロが推奨するSV LIGHT LTD TNをシステムさせた王道のタックル。上から

マシンガンキャスト・タイプ0.5(661MLFB)

ハリヤー(7011H/MHFB-SV)

マシンガンキャスト・タイプ1.5(661MFB)

 

 

特集2

トーナメント・ア・ラ・カルト

 

 6月に入り、各団体のトーナメントもいよいよ最高潮に推移しています。

6月8日から10日までの3日間は潮来マリーナを起点にJBトップ50第二戦が行われました。

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三日目のスタート前の模様

 

 3日間とも風雨に見舞われたこの試合、例年になくタフなものになりましたが、DAIWAチームの小池貴幸が6位、茂手木祥吾が8位とシングルフィニッシュいたしました。二人とも超タフだった最終日に良好なウェイトを持ち込みジャンプアップ。惜しいといえば惜しい結果ですが、あのコンディションを考慮すると立派だったといえましょう。

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「うーん、残念!」という表情の小池プロ。次戦に期待しましょう

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最終日のマクリが決まったからか、爽やかな笑顔の茂手木プロ

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SLPワークスも頑張っていました

 

 

 同じ6月10日はTBCの第二戦が利根川で行われ、島後英幸プロが参戦。初戦3位に続いてのお立ち台かと期待させましたが、こちらも試合時間が短縮されるほどの悪天候で狙いのエリアが機能せず、スティーズ・クローで獲った1本に終わりました。

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ちなみに島後プロのこの日のエースタックルは

ロッド:エアエッジ721MHB

リール:タトゥーラSV TW8.1

ライン:プレイブZ16lb

ルアー:スティーズ・クロー(リーダーレスダウンショット)

 

 そして6月17日にはW.B.S.第三戦が行われ、同時開催のオカッパリ大会=グラチャン(グランド・チャンピオンシップ・トーナメント)には過去の年間チャンピオンの折金一樹ことオリキンがゲスト参加。

 自分でもトーナメントに参加した後、トークショーや抽選会などで、寡黙な中にも独特のオーラを醸し出していました。

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当日は80名以上が参加。オリキン人気は霞ケ浦でも本物です

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オリキンの「寡黙なトーク」はいつもいい味を出しています

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入賞したジュニアと記念撮影

 

 

特集3

三村和弘の関西便り

イグジストFCLT2500S-Cの最新インプレ

 

皆さんこんにちわ。スピナベ馬鹿一代三村和弘です。

関西ビッグレイクもホンマにすごいです。

ビッグレイクらしくビックなバスが釣れていますよ。

そこで、そのビックバスにも対応でき、

より集中できるリールを紹介です。

 

最高機種のイグジストFCLT2500S-Cです。

バカイチ的にはビックレイクでデカバスにラインはフイネスブレイブZ6ポンド

コンパクトサイズでありながら6ポンドでも問題なく使用しています。

コンパクトな2500番の操作性が完全に上がったのが自分でもわかるほどすごいです。

 

次は巻きごごちです。

これまではダイワ最高のリールは

スティーズタイプ2ハイスピードだと感じていましたが、

イグジストFCLT2500S–Cはそれよりももっと上だと感じるほど巻きごこちがいい。

最高に軽く、しっとりとした感じの巻き心地が感じれます。

釣りに集中できる最大の武器ですね。

 

ええリール出来ましたな~。

ってブレイブキャップ似合ってますかね?(笑)

 

参考タックル

スティーズバーニア+イグジストFCLT2500S–C+フイネスブレイブZ6ポンド+JH・4・5インチワーム

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BRAVEキャップ、似合ってまんがな

特集1

オリキンが惚れ込んだ

「巻き」と「撃ち」のロッド

 

 ほぼ1年前にプロガイドとして独立した折金一樹、通称オリキンは房総リザーバーを知り尽くしたアングラーとして、これまで多くのゲストにその魅力を訴え続けてきました。

オリキンのガイドスタイルは自分ではめったにロッドを振らず、ひたすらゲストに釣ってもらうべく指南役に徹するというもの。

「自分が30cmを釣っても面白くもなんともないんですが、ゲストさんに釣ってもらうと嬉しさは100倍です」

という言葉にオリキンのポリシーが表れています。

「ガイドを始めてから、自分のための釣りをする時間がなくなりました。それが悩みです」とも語っていますが、これからもゲスト第一のスタイルは続けていくようです。リピーターがものすごく多いこともオリキンのガイドの特徴で、いかにゲストに支持されているかよく分かります。

寡黙で有名なオリキンですが、ガイドに言葉はいらないことを証明したのです。

ご存知のようにオリキンはH-1やNAB(成田エアポートバス)などのトーナメントにも積極的に参加しています。凄腕が集うH-1では年間チャンピオンにも輝きました。今年はJB桧原にも挑戦するようです。房総リザーバーにとどまらず、広い視野でバスフィッシングを極めようとする姿勢は尊敬に値します。

 そして6月17日にはW.B.S.第三戦と同時開催されるオカッパリトーナメント「グラチャン」にゲストとして霞ケ浦に駆けつけることが決まっています。盛り上がりそうですね。

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昨年は川村光大郎とのダブルキャストでした

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オリキンの定番ポーズ。今年はピンで頑張ります。

 

 そんなオリキンが今年の新製品で「これは凄い」と感心したロッドが2本あると語っていましたので、今回はそれをご紹介いたしましょう。

 それはエアエッジの6101MLB-G-Eと701MHB-ST-E。どちらもガイドやトーナメントで実戦投入してオリキンを驚かせたロッドです。

 「とにかくあの価格でこのパフォーマンスは驚異的です」とまずはコスパに言及してくれましたが、個々のロッドのインプレは……

 「6101MLB-G-Eは主にクランクベイトに使っていますが、何より使用ルアーの幅が広いことがいい。タイニークランクから大き目のクランクまで、何の問題もなくこなせます。だからリザーバーから霞ケ浦のような大場所まで、これ1本でこなせます。長さもちょうどいいですしね」

 「グラスなんですけど、シャープでバットはしっかりしています。ですけどティップは軽いルアーのウェイトも背負ってくれるので投げやすい。軽さでロッドが入ってくれる感じですね。バランスがいいからガストネードの7cmも気持ちよく投げられます」

 とまとめてくれました。

 

 そして701MHB-ST-Eに関してはこう語ってくれました。

 「僕は5gから7gのテキサス、リーダーレスダウンショットなどのカバー撃ちでエースとして重宝しています。使用頻度も一番高いんじゃないでしょうか。アクションの付けやすさ、違和感なくバスに口を使わせるクワセ能力は絶品です」

 「MHという硬さにも関わらず、ワームを繊細に扱え、ボトムの起伏を感じることができる。そしてソリッドティップがバスに疑いを持たせずにワームを吸い込ませてくれます。とにかく繊細な釣りにはベストなパフォーマンスを演じてくれますね」

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オリキンが惚れ込んだ2本のエアエッジの一つ701 MHB-ST-E。いまやエースとして大活躍しています

 

こうしてオリキンが感心した「巻き」と「撃ち」のエアエッジ。さすがに湖に浮いている時間が長いアングラーのインプレには生々しいものがあるといえますね。

オリキンのこれからの活躍に期待しましょう。

 

 

 

特集2

いよいよ最高潮のトーナメント

有望選手の抱負は…

 

 スポーニング期のトーナメント自粛期間を過ぎた6月、いきなり各地でトーナメントが花盛りです。6月10日はTBCの第二戦、そしてJBトップ50北浦戦の最終日が行われます。

今年TBCに初参戦していきなり3位入賞した島後英幸は第二戦を前にして、その抱負を以下のように語ってくれました。

 「この時期の利根川は初めてなので、プラしながら見つけていきます。スポーニングがどのように進んでいるのか、それがキーですね。初戦の3位という結果は忘れて、新しい気持ちでチャレンジします」

 「いま琵琶湖で釣れている釣りが利根川でも生きると思います。具体的にはスティーズフロッグJrスティーズ・クローのライトテキサスです。それがベースになりますが、こだわらずに柔軟に対処したいと思います。時期的にハイウェイト合戦になると思いますが、頑張ります」

 という島後選手、第二戦もビッグウェイトで会場を沸かせてほしいものです。

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第二戦もこのような写真を撮ることができるのか! 乞うご期待!!

 

 そしてJBトップ50では川口直人選手が好調のようですが、今回はあえて鈴木隆之選手にフォーカスしてみました。ところが、全体的にプリプラから釣れていない様子。鈴木選手も弱気な感じでしたが、前プラに賭ける意気込みも伝わってきました。

 「巻きから撃ちまで、タックル総動員で頑張ります。具体的にはアフターなんで、テナガエビ系のノーシンカーでドックの壁や杭を打つような釣りになるでしょうね。

 そうなるとスピニングタックルがキーになります。それも硬めのしっかりしたタイプですね。桧原湖で使っているブラックレーベルプラスの651ML/MHFSなどが活躍してくれると思っています。とにかくSLPワークスのカスタムも含めてタックルは一流ですから、それにモノをいわせますよ」

 と語ってくれました。他のDAIWAメンバー同様、注目していきましょう。

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難解さを増している昨今の北浦ですが、鈴木隆之にはSLPパワーで頑張ってもらいたいところです

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