Ultimate 12月25日号

特集1

大ベテラン、大いに語る

泉和摩のトーナメント総括!

 

 JBトップ50プロの泉和摩氏は今年、還暦を迎えました。それを祝うパーティーには多士済々が詰めかけ、大いに盛り上がりました。いずれも日本のバストーナメントの歴史を刻んだ人々ばかりで、泉プロの存在の大きさを物語っていました。

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このパーティーには古くから泉氏と親交がある赤羽修弥氏も出席しました

 

 泉プロは来年もJBトップ50、そしてJB桧原湖、JB2桧原湖に参戦する予定だといいます。還暦を過ぎてなおモチベーションを失わない、というか益々熱い情熱を燃やしている姿は尊敬に値します。

 というわけで今回は小平市のHMKLにお邪魔して、トーナメントに賭ける泉氏の思いを取材してきました。

 

 

●経験が邪魔をすることもある

……泉さん、還暦おめでとうございます。

泉さん(以下敬称略) ありがとうございます。

……来年も精力的にトーナメントに参加するようですが、そのパワーの源は一体どこにあるんでしょう?

泉 やっぱり好きだからでしょうね。楽しいから続けているとしかいいようがないですね。釣りは本能を刺激する行為ですから、一度その味を覚えてしまうとやめられるものではないんですよ。だからほとんどの人が一生続ける。そして、バス釣りというのは魚を自分で探して釣り方を工夫して釣る。そこが他の釣りと大きな違いで、余計に面白い。いろいろな釣りを経験しましたが、バス釣りが一番面白いですよ。だからこんなに長く続けていても全然飽きない。

それを人と競うわけですから、これはもう最高です。還暦も何も関係ない。競うことも好きですから、何の躊躇もなく来年もチャレンジします。もちろん勝つためですよ。でも賞金だけを目的にしているわけでもない。賞金がかかった試合で釣れる一尾が与えてくれる感動が目的なんです。試合で釣るのは大変ですからね。プライベートで釣れた魚とは根本的に違います。というわけで、繰り返しますが還暦に関しては自分では気にしていないんですけどね。

……確かにアメリカでは泉さんと同年代で現役バリバリがたくさんいますね。

泉 そうです。だから私も自分では年齢を意識していません。確かに体力的なハンデはあります。そして第六感がモノをいうスポーツですから、年齢とともに鋭さが失われることも確かです。どんなスポーツでもそれはいえると思います。それと、目が悪くなって仕掛け作りに手間取ることもイライラしますね。

……ですがバストーナメントという世界では、経験値がモノをいうんではないですか? それは若いアングラーには決定的に欠けている部分でしょう?

泉 それはいえますね。でも、プラス面と同じぐらいにマイナス面もある。経験が邪魔をする場合もあるんです。

……経験が邪魔をする?

泉 はい。なまじ経験があるから、迷いが生じることがあるんです。過去にイージーに釣れたエリアのイメージが蘇ってそっちに移動してしまうとか……要するに楽な方に逃げてしまったりするんですよ。その点、若くて強い選手は迷いがないから自分の釣りをとことん追い求める。私にとって、来年の課題はその辺ですね。

 

●リアクション系の釣りが増えた昨今

 

……最近のトップ50は、選手のレベルもものすごく上がって、その戦いも先鋭を極めているようですね。

泉 そうですね、その時その時で一番正しい釣り方を掴んだ人しか勝てない。正しくなければ三日は続かないですね。初日に釣れたからといって、正しいとは限らない。むしろ正しくない方が多い。

……「最初に釣れた一尾は多くの情報を与えてくれる」とよくいわれますが…

泉 ですが100%ではない。もちろん0%ではありませんが。次の一尾、その次の一尾…と絞り込んでいってパターンを把握していかなければなりません。そして再現性のある釣り方を発見するわけです。

……その過程でエリア、釣り方、ルアーなどの要素を絞り込んでいくわけですね。

泉 そうです。その三つの要素が同時に機能しないとダメなんです。そして機能した人が勝つ。これは確かです。

……来年はトップ50の他にJB桧原とJB2桧原にエントリーするそうですが。

泉 はい。桧原は好きな湖ですしルアー開発の参考にもなるのでずっと出ています。8月の減水まではよく釣れますからね。

……ところで、ここ数年のトーナメントで何か変わった点はあります?

泉 基本的には同じですけど、細かな点で変わりつつありますね。この二、三年は魚は増えている印象があります。ですがトーナメントレイクは、開催されるたびに釣ることが難しくなる。でも、そんな中で勝つ人はとんでもなく大変なことをしているわけでもなく、基本に忠実なことをやり続けているだけです。とくに魚が少なかった数年前はライトリグで丹念に釣りをする人が結果を出していた。しかし今年からトータルウェイト制に変ったこともあり、ビッグサイズを狙ってリアクション系の釣りを加える人が徐々に多くなりました。魚は増えたけどプレッシャーが高くなったからです。

……釣りの幅が広がったことはいい傾向じゃないですか?

泉 そうです。現に今年はハードベイトがキーになった試合が多かったですね。魚が増えれば沖に出ますから、そうなると浚渫に関わるディープフラットなどが良くなる。でも基本はカバーやストラクチャーなど、魚がいるスポットを丁寧に攻めることですね。若くて強いアングラーはそういう釣りをしています。その隙間を埋めようとしても上手く行かないことが多い。さっきもいったように我々はいい時代を知っていますから、頭のどこかにそのイメージが残っている。一時間、二時間釣れないとそっちに動いてしまう。ところが勝つ人は粘る。その違いですね。

……それプラス、ハードベイトの釣りということですね。

泉 そうです。とにかく丁寧に丁寧に釣る。粘って正解を見つける。それに尽きますね。

 

●増えてほしいボートアングラー

 

……バスフィッシングの全体像では構造的な変化を感じることはありますか?

泉 ディープクランクを使う釣りがまったく流行らなくなりましたね。従ってルアーも売れない。日本のバス釣りがオカッパリメインですから仕方がありませんけどね。ディープクランクの出番はまずありません。でも、ボート釣りにステップアップする人がもう少し増えてもいいと思うんですけどね。昔はオカッパリ→レンタルボート→アルミ→バスボートという順序でアングラーは成長していきました。でもオカッパリはひとつの文化として、日本では完全に根付いてしまった。多くのタックルもそれを意識して企画されている。それは環境的にやむを得ないともいえますが、もう少しボートの釣りにチャレンジしてほしいんです。日本ではアメリカのバス釣りの2割か3割ぐらいしか経験できない、という人がいますが、私も同感です。バス釣りにはもっともっと奥が深い世界があることを知ってほしいですね。日本の場合、トーナメンターとなると全体のバサーに占める割合は極わずか、コンマ何パーセントですからね。

……ですが、そんなハイレベルな釣りに没頭する人たちがいるからこそ釣りが発展するともいえますね。

泉 ですね。例えばここ数年のリーダーレスダウンショットの流行などはその典型ですね。厳しい条件で釣ろうとする意欲がああいう発明に繋がる。昔から密かに使っていた人もいるでしょうが、流行させた人の手柄です。ツネキチも同じことですね。

 

●DAIWAタックルの軽さは破格!

 

……さて、そうなるとタックルの話を伺いたくなりますが、厳しいトーナメントの世界では装備の優劣も結果に影響してくると思われますが…。

泉 間違いありません。とくに昨今はタックルの進化が釣りを変えた事実もあります。例えば1.5gのリグをベイトキャスティングタックルで投げられるようになった。こんなことは、以前は考えられませんでしたからね。だからスピニングタックルでは獲れなかった魚が獲れるようになった。これは革命的です。その点、私は恵まれていると思います。DAIWAのタックルに関しては、何の不満もありません。周囲からも「道具はいいんだけどねー」などといわれます。

なんといっても卓越しているのは、トータルでの軽さですね。たまにトーナメントが終わった後、束ねたタックルを他のトーナメンターに持たせることがあるんですが、みんな目を丸くして驚きますよ。そして持った瞬間にいいます。

「えっ! こんなに軽いの?」とね。

1タックルや2タックルでは重さの違いはあまりわかりませんが、束ねた10タックルだと明らかに差が出ます。みんな自分のタックルを持ち上げるように腰を入れて持ち上げようとしますが、スルッと上がってしまうので驚くんです。そしていいます。「自分のタックルは10年遅れている」とね。

こうした比較はトーナメントの現場でないとできないので、より生々しいですね。その後はDAIWAに変える人が多いんですよ。

 

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システムで束ねると、DAIWAタックルの強烈な軽さはより明確に体感できる

 

●自分だけのルアーで勝ちたい

 

……そんなタックルを駆使して、泉さんとしては来年の試合をどう戦っていく計画ですか?

泉 夢は自分で作ったルアーで勝つことです。誰も使っていないわけですから一番簡単なハズです。

……そういえばJBワールドシリーズの一番初めの試合、生野銀山湖ではその勝ち方でしたよね。

泉 そうです。ミノーのドラッギングだったんですけど、それまでも河口湖などでは有効だったパターンなんです。プラで2時間でそのパターンがあると確認した。そのために作っていったルアーで釣ってみれば見事にハマって勝てました。二日目にはほとんどの選手が同じ釣りをしていましたが、ルアーが魚の居る水深に達しないと成立しないんです。おかけさまでワールドシリーズ最初の勝者という名誉な歴史を刻むことが出来ました。

……素晴らしい。

泉 そんな勝ち方はなかなかできないでしょうから、さっきもいったように自分を殺して丁寧な釣りに専念することでしょうね。そのためには我慢です。我慢。そして極力トラブルを避けること。そうすれば自ずと結果はついて来ると思いますよ。なんたってタックルは一流ですから。

……そうですか。来シーズンはベテランの強みを発揮して、ご活躍いただけると信じています。

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温和な表情で今年を総括し、来年の抱負を語ってくれた泉さん。泉さんでなければ獲れない魚が絶対にいるはず。ご活躍を期待いたします

 

 

特集2

ブレント・エーラー

2015シーズン回顧

 

 最近のB.A.S.S.のウェブサイトに、ブレント・エーラーが今年一年を振り返る記事を寄稿していました。

 エーラーはご存知のように今、話題を集中させているProject T の一員。今年からエリートシリーズにデビューして、いきなり7位フィニッシュ。ルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた逸材です。

 長い間FLWに所属し、フォレスト・ウッド・カップに勝つなど大活躍したエーラーは一念発起してB.A.S.S.のエリートプロを目指し、2014年からノーザン・オープンにエントリー。首尾よくエリートシリーズにクォリファイされました。

 ですから今年が初挑戦の年だったわけですが、初戦のサビーンリバー戦で87位と大きく外したものの、それ以降は安定した成績をキープして、最終戦を前にクラシック出場も決定づけてしまいました。

 とはいえ、初戦にいいスタートを切れなかったことは少なからずショックだったようで、本人も「B.A.S.S.に参加する決断が正しかったことを証明したかったのに」と試合後は悔しがっていました。しかしそこはアメリカ人、「残り8試合もあるぜ」とすぐに気を取り直して、続くガンターズビル戦ではいきなり9位とシングルフィニッシュ。これで自信を掴んだエーラーはその後も順調に試合を消化し、冒頭に述べたように年間シングル、そしてルーキー・オブ・ザ・イヤーの栄誉にも輝いたのです。

 こうなると3月にグランドレイクで行われるバスマスター・クラシックが大いに楽しみになってきますが、読者の皆様にはProject T でのパフォーマンスにもご注目いただきたいと存じます。

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37歳と年齢的にも油が乗り切ったエーラー。今後の活躍が期待されます(Photo:B.A.S.S.)

 

特集3

やぐっちゃん のFish this moment!

今年のタックル・アウォード

 

 

皆さんこんにちは!やぐっちゃんのFish this momentです。

今年もいよいよ終わりに近づいて来ましたね。

最後の更新ということで1年の総括をしてみようと思います

 

この1年様々なフィールドに行きダイワタックルの真価が発揮されました!

ネコストブラックレーベル+661MLFBアルファスSVはまさに自分の中ではタックル・アウォード受賞と言ってもいいでしょう!

この組み合わせはとくに霞ヶ浦で力を発揮してくれました。

霞ヶ浦ではインビジブルストラクチャーがひとつのキーとなるので、ネコリグと言えども適度なハリ感がないとストラクチャーをティップが越えられずスタック・・・なんてことになってしまいますが、このロッドは完璧な仕上がりです!

組み合わせるアルファスSVとのマッチングの良さ!

手の中に収まる感じや使用感が1日使っても疲れない!

バーサタイルに使えることも重要ですが、人間に違和感のないタックルセッティングは快適に釣りする為にも大切ですよね♪

そして赤羽プロ監修のネコストレート!

フォールでもスイミングでもボトムでも使える、まさにネコリグスペシャルワーム!

陸っぱり、ボート問わず使用出来るやぐっちゃんの愛してやまないタックル達です。

今年は様々なダイワタックルをご紹介して来ましたが、来年もやぐっちゃん的な目線でダイワタックルをご紹介して行こうと思います!

来年はどんなタックルが出てくるのかワクワクします。

皆様1年間ありがとうございました!また来年もよろしくお願いします。よいお年を

 

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ネコストブラックレーベル+661MLFBアルファスSV…間違いなく今年のタックル・アウォード受賞です。キッパリ

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たくさんのナイスフィッシュをもたらしてくれたタックルシステムに感謝! というわけで皆さん、よいお年を!!

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